(資料2)           平成12年度医療のTQM推進協議会予算案       (自平成12年4月1日〜至平成13年3月31日)    

   科目    予算額 備考
収入の部 繰越金   

1,000,000

平成11年度繰越金
   新規会員入会金+年会費   

440,000

20施設入会として
   既会員年会費   

787,000

69会員
   第1回フォーラム 繰入金

451,346

  
   優秀事例集出版 出版収入

100,000

@100*100冊
   合計   

2,778,346

  
支出の部 広報 会報(印刷費+送料)

300,000

  
      会報(顧問等原稿料)

100,000

@20000*4
      ホームページ維持費

110,000

@8,400*12
      ホームページ更新費

50,000

  
      雑費

50,000

  
   優秀事例集出版 編集費

100,000

  
      雑費

100,000

  
   事務経費 通信費

70,000

  
      消耗品費

30,000

  
       会議費

500,000

  
      雑費

37,000

  
   繰越金   

1,331,346

  
   合計   

2,778,346

  
   差引(収入−支出)   

0

  

平成12年度の活動計画

1.医療ミスを防止する質保証システムについて
<1>エラー防止に関する協議会ワークショップの開催
厚生省厚生科学研究班「病院医療の質保証システムに関する研究」との共催または協力を得て、クローズドのワークショップを行う。
目的:品質管理手法と欧米医療で用いられている方法を学び,実際事例を基に事例分析の方法について検討する。
時期と期間:7月を予定。週末の1泊2日。(日程が決まり次第ご案内いたします。)
内容:
1.エラー防止に関する品質管理及び人間工学,欧米事例の知見の講義
2.実際事例の報告とグループ討議(インシデント・ケース・レポートのあり方、システム要因の分析、対策の実際)
3.コンサルテーション(参加病院の事例に関する検討)

<2>D.バーウイック氏講演会(主催は品質管理学会の予定)の共催
目的:欧米の病院では改善(CQI)やTQMがどのように行われているか、エラー防止とどのようにリンクし
   ているか,について学ぶ。
D.バーウイック氏は、アメリカ,次いで欧州の病院医療に品質管理の考え方と手法を普及させた中心人物で、全米医療の質委員会の中心メンバーです。
時期:平成12年9月23日(1日)
協力内容: 病院および医療関係者への広報

2. 改善活動の推進
<3>病院における改善活動の優秀事例集の出版
目的:
(1)改善活動の啓蒙(改善活動について知らない人が,その具体的な内容や成果を知る手建てを提供する)。
(2)病院で実施する研修に役立つベスト・プラクティス・モデルを提供する。
内容:会員病院の過去の優秀発表事例から、職種,部門,テーマ,チーム形態,手法などを考慮して20事例
   くらいを選定し、それぞれに1ページ程度の解説をつけて編集する。
<4>会報とHP(ホームページ)での紹介
会報とHPで,会員病院の発表大会を案内する(公開の場合)。
会員病院発表大会の優秀賞をHPに掲載する。
地域ごとにセミナーなどが行われる際に、広報や会員病院からの講師派遣などで協力する。
<5> 第2回病院QCサークル導入セミナー(日科技連主催)への協力

3.会員に対する情報支援
<6>会報への教育的記事の掲載(シリーズ化)
協議会顧問等の方々の協力を得て、会報に,病院の参考になる医療TQMやCQIの具体的な方法論の紹介記事をシリーズで収載する。
また、会員の参考となる文献,図書などを積極的に紹介する。

4.協議会の広報活動
<7>関係諸機関・個人への会報の送付ほか
フォーラムの後援や広報を助けていただいた機関・団体,今後お願いする可能性のある機関・団体、その他医療のTQMの普及や協議会の広報先として適当と思われる期間・団体・個人へ無料送付。
会員が関係する行事(外部訪問者のある発表大会や関係するセミナー・シンポジウムなど)の際に受付においてもらい、また活動を行っている病院に紹介していただく。
会員の方々に雑誌等に積極的に各病院の活動を紹介していただくとともに、その際に協議会のことも触れていただくようお願いする。
雑誌に,協議会の名前で,会員病院の改善活動発表事例をシリーズで発表する体制を整える。

5.その他
病院TQMの実際事例ができてくれば、平成13年2月頃をめどに、病院TQMに関する講演会またはワークショップを開催する。